今日の数学問題#336
数学コラム
算数や数学の勉強がなかなか覚えられない!
そんなときは勉強スタイルを変えてみてはいかがでしょうか?
なかなか学校では実践できませんが自宅学習でならできる理解度アップの勉強法をお伝えします!
学習は理解すると言うこと
学習の目的は理解することです。
良く暗記科目という言葉を耳にしますが言葉とそれが何を表しているか?が理解できていないと暗記はできません。
理解するとは言葉とイメージが連動している様子を表します。
理解度の高い生徒を見ていると先生の質問や問題の意図に対してきちんと応答していることがわかります。
本を読みなさいと言われる理由はここにあります。
座って覚えるには限界がある
一般的に学校の授業では座って覚えます。
そうすると頭の中での想像力が鍵になりますよね。
ただ何でもかんでも想像できるわけではなく人が想像できるのは経験したことだけなのです。
極端な例を言えばりんごを見たことも食べたこともない人にりんごという単語を教え込もうとしているようなものです。
私たちが簡単にイメージできるのは実際に食べた経験があるからでしょう。
算数や数学の問題も実際に手を動かしたりジェスチャーを活用すると効果的です。
身体を使って覚えるジェスチャー暗記法
算数や数学の場合通常の計算であったとしても足し算引き算はおはじきで実演できますし、良くそろばんを習っている生徒が指でエアーそろばんの球を弾く様子が見受けられます。
あれこそまさにジェスチャー暗記法なのです。
グラフに関しても傾きを求める時に実際にグラフを書いて指で変化の割合をなぞっていく右にどれだけ進み上にどれだけ進むか?
空間図形の場合は実際になぞってみたり、目の前で手を動かしてジェスチャーとして空間図形をイメージしたりするとかなりイメージしやすくなります。
また、九九のような単純作業でも足踏みや手を叩くなど身体のリズムを通して暗記すると覚えやすいです。これは脳内だけで覚えていたのが身体にも記憶されることにより脳のキャパに余白が空いたからだと考えられます。
これが最強?!そわそわ勉強法
実は人の脳は行動に大きく左右されます。
例えば座ったままよりも歩きながらの方がアイデアが浮かびやすく、直線よりもくねくねと蛇行歩きをしているほうが柔軟な発想がしやすいというデータがあります。
つまり、勉強も実はそわそわ歩きながら声を出したり、座りながらでも手を動かし声に出しながら動きを加えていったほうが圧倒的に覚えやすいのです。
実際に僕も今思えば学生時代、「良くそんなにうろうろしながら覚えられるな〜」と感心された記憶がありますが今思うと意外に理にかなっている方法だったんだなと思います。
流石に学校や塾ではできないですけどね^^;
自分が主人公なりきり勉強法
記憶の定着はその記憶の中心に自分がいるか?が重要になります。
例えば1個30円のりんごを15個と1個20円のみかんを5つ買ったら合計でいくらになるでしょう?という問題ですが、式で言うと30×15+20×5になります。
この時イメージして欲しいのは自分がスーパーにいるイメージです。
スーパーで1個30円のりんごと1個20円のみかんが売られていて上記の数をレジで買うと言うイメージです。
どうしても問題文を読んでいると客観的にしか見れなくなるので適当に流してしまいがちです。実際に自分ごとに捉えた時に記憶力は跳ね上がります。
この自分がイメージの中心になると言うのは研究としても良い結果が得られています。
その子に合った勉強法で良いスタートを切りたいですね^^
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷がお届けいたしました!