数学コラムの目次
京の算数学問題#1283

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算数学コラム
算数や数学の問題を解いている場面で、こんな様子はありませんか?
- 手が止まる
- なかなか答えを書かない
- 「合ってる?」と何度も聞く
- 自信がなさそう
- 間違えるくらいならやらない
このタイプの子は、理解に対して困難を抱えている可能性ももちろん捨てきれませんが、
それだけでなく…
「間違えること」をとても怖がっている
可能性も高いのです。
まず知ってほしいことは
間違いを怖がる子ほど、実は真面目でがんばり屋ということです。
塾で見ていても、このタイプの子は
- 話をよく聞く
- ルールを守る
- 正解したい気持ちが強い
- 評価を気にする
だからこそ、
間違える=ダメな自分
と感じてしまう。
①間違いを怖がるようになる理由
多くの場合、原因はひとつではありません。
よくある背景
- 間違いを指摘された経験が強く残っている
- 早く正解する子と比べられた
- テストの点=価値、になっている
- 「なんでこんな簡単なの間違えたの?」と言われた
- 自分はミスが多い、と思い込んでいる
この状態で、
「どんどん間違えよう!」
と言われても、逆に動けなくなってしまいます。
②一番やってはいけない関わり方
ここはとても大事です。
NGな声かけ
- 「なんで間違えたん?」
- 「前も同じとこやったよね」
- 「ちゃんと見て」
- 「考えたら分かるでしょ」
大人に悪気はなくても、子どもにはこう聞こえます。
「間違えるあなたはダメ」
すると正解するまで答えを出さないという行動になります。
③正解は「間違えていい前提」を作ること
間違いを怖がる子には、
安心してミスできる環境が必要です。
こんな関わり方がおすすめ
- 「ここは間違えてOKな問題ね」
- 「まずは考えた跡があれば十分」
- 「ミスは練習のうち」
- 「今は確認してるだけやから大丈夫」
ポイントは評価を外すこと。
④「結果」ではなく「行動」をほめる
間違いを怖がる子には、
正解よりここを見てあげてください。
ほめるポイント
- 書き始めた
- 自分で考えた
- 途中まで書いた
- 間違いに気づいた
- 直そうとした
たとえ答えが×でも、
「ちゃんと考えたね」
「ここまで来たのはすごい」
この声かけが、次の一歩につながります。
⑤「間違い」を分解してあげる
間違いを怖がる子は、ミスをひとまとめにしています。
子どもの認識は
「間違えた=全部ダメ」
大人ができることは
- 「計算は合ってたよ」
- 「式の立て方はOKやね」
- 「ここだけズレてたね」
どこができていて、どこが違ったかを分けて伝える。
これだけで、間違いの怖さはぐっと下がります。
⑥小さな「間違え体験」を積ませる
いきなり難しい問題はNG。
おすすめの順番は、
- 確実にできる問題
- 少しだけ迷う問題
- 間違えても影響が小さい問題
「間違えても大丈夫だった」という経験を、少しずつ積みます。
⑦間違いを怖がらなくなるサイン
こんな変化が出たら、
ちゃんと前に進んでいます。
- 自分から書き始める
- 「ここ迷った」と言える
- 間違いを消さずに残す
- 直そうとする
- 「合ってる?」と聞かなくなる
これは、安心して挑戦できている証拠です。
最後に
間違えるのを怖がる子は、能力が足りないのではありません。
「間違えても大丈夫」
と感じられる経験が足りないだけ
大人ができる一番のサポートは、
- 正解を急がない
- 比べない
- ミスを責めない
- 考えた過程を認める
ことです。
間違いを怖がらなくなったとき、子どもは一気に伸び始めます。
京都市中京区・アイデア数理塾では
間違いを怖がる子に対して、
- すぐ正解を求めない
- 間違いを分解して伝える
- 「ここまでOK」を言葉にする
- 安心して出せる空気づくり
を大切にしています。
ミスは、成績が伸びる入口。
間違えられるようになったとき、本当の学びが始まります。
京の算数学 解答#1283




