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京の算数学問題#1216

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算数学コラム
「探究学習って、結局“自分で考えてね”って言われるだけでしょ?」
「うちの子、自由に考えるのが苦手だから心配…」
最近の高校・中学校で重視されている探究学習。
でも、「答えのない問題」に戸惑う子どもも多いのが現実です。
今回は、探究学習が苦手な子の“脳と心の特徴”をふまえて、
家庭や塾でできる効果的なサポート法を紹介します。
探究学習に「正解」はない?
探究学習とは、
自分でテーマを決め、調べ、考え、まとめ、発表する学び
のこと。
学校では「総合的な探究の時間」や「課題研究」などの形で行われます。
しかし、これまで“テストで点を取る学び”に慣れてきた子にとって、
「正解がない」「何をやっていいかわからない」状態は大きなストレスになります。
探究が苦手な子の“脳の使い方”
探究学習が苦手な子には、いくつかの共通点があります。
これは“やる気がない”のではなく、脳の使い方のタイプ差です。
| タイプ | 特徴 | 苦手になりやすい理由 | 
|---|---|---|
| 指示待ち型 | 何をすればいいか明確でないと動けない | 「自分で決めていい」と言われると混乱する | 
| 完璧主義型 | 正しい答えを求めすぎる | “正解がない”状況に不安を感じる | 
| 感覚派 | 思いつきで動くタイプ | 途中で方向性がブレやすい | 
サポート法①:「正解を探す」から「理由を考える」へ
探究学習では、「正解」より「考え方のプロセス」が大事。
とはいえ、いきなり“考えよう”と言われても難しいですよね。
そこで効果的なのが、
「なぜそう思ったの?」「どんな理由があると思う?」
と、“考える方向”を見つける声かけ。
たとえば、
- 「環境問題を調べたい」→「なぜ気になるの?」「どんなことを変えたい?」
- 「AIをテーマにする」→「AIのどんな使い方に興味がある?」
こうして、“テーマの軸”を一緒に整理してあげると、子どもは考えやすくなります。
サポート法②:興味の“入口”を見つける
探究が苦手な子ほど、「テーマが思いつかない」と悩みがちです。
そんなときは、好きなこと・日常の違和感からスタートしましょう。
- 「犬が好き」→ ペットと環境問題の関係を調べてみる
- 「ゲームが好き」→ ゲームで集中力が続く理由を研究する
- 「人に話すのが苦手」→ コミュニケーションの仕組みを探る
つまり、
“探究”は「好き」や「気になる」から始めてもいいんです。
サポート法③:進め方の「型」を一緒に作る
探究学習に苦手意識がある子は、手順が見えないことに不安を感じやすいです。
そのため、最初は「型」を一緒に作ってあげると安心します。
たとえば、こんな4ステップ👇
1️⃣ テーマを決める
2️⃣ 調べる方法を考える(ネット・本・インタビューなど)
3️⃣ わかったことをまとめる
4️⃣ 自分の考えを加える
一度この流れを体験すれば、「次もできそう!」という自信がつきます。
サポート法④:「考えるのが楽しい」を育てる
探究学習のゴールは、
「考えるっておもしろい!」と感じること。
家庭での会話でも、
- 「なんでそう思うの?」
- 「それを変えるとどうなると思う?」
- 「他の人はどう考えるかな?」
と、正解ではなく、考える過程を褒める習慣が効果的です。
「正しいかどうか」より、「考えたこと自体」を認めてあげましょう。
京都市中京区・アイデア数理塾のサポート
京都市中京区のアイデア数理塾では、
「考えるのが苦手」「探究って難しい」と感じる子どもに向けても、
思考のステップ練習・発表練習・テーマ設定の伴走を面談で行っています。
授業後に学校の探求学習についてや進路のことなど生徒たちが自発的に聞けるようサポートを行なっています。
探究が苦手な子でも、
「考えるっておもしろい!」と感じられる瞬間を一緒に育てます。
まとめ
- 探究学習は「答え」より「考える力」を育てる学び
- 苦手な子には、テーマの型づくり・声かけ・成功体験が効果的
- “興味の入口”から始めると探究がぐっと身近に
- 京都市中京区のアイデア数理塾では、探究学習が苦手な子にも丁寧にサポート
京の算数学 解答#1216


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