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京の算数学問題#1197

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算数学コラム
こんにちは。京都市中京区で算数・数学専門の「アイデア数理塾」を運営しております、油谷拓哉(ゆたに たくや)です。
情報が「簡単に手に入る時代」の落とし穴
今の子どもたちは、生まれたときからスマートフォンやタブレットが身近にあります。
分からないことがあれば、検索すればすぐに答えが出てくる。
まさに“情報の海の中で育つ世代”です。
一方で、情報が簡単に手に入るということは、「考える前に答えを見てしまう」リスクもあります。
たとえば算数の問題でも、検索すればすぐに解き方が出てくる。
でも、それでは本当の意味で「考える力」や「判断力」は育ちません。
情報リテラシーとは?
情報リテラシーとは、
「情報を見極め、正しく活用する力」
のことです。
SNSや動画、AI検索など、情報源は多様化しています。
しかし、その中には誤った情報や偏った意見も多く含まれます。
つまり、これからの子どもたちには、
「どの情報を信じて、どう使うか」を判断する力が必要なのです。
家庭でできる「情報リテラシー教育」
情報リテラシーを育むのは、学校だけではありません。
家庭でも、ちょっとした会話や習慣で鍛えられます。
たとえばこんな方法があります。
- 調べた情報を一緒に確認する
→「この情報の出どころはどこ?」「他にも似た情報ある?」と問いかけてみましょう。 - 「なぜそう思うの?」と聞く習慣を作る
→ 情報をそのまま受け取るのではなく、自分の考えを添える習慣がつきます。 - AI検索や動画を「考えるきっかけ」として使う
→ 答えを知るためではなく、意見を深めるためのツールとして活用するのが理想です。
AI時代の“正解を選ぶ力”が未来をつくる
AIが当たり前に使われる今、
「知識量」よりも「知識をどう使うか」が問われる時代です。
情報をただ受け取るだけでなく、
「自分の頭で考え、判断する力」こそが将来の大きな武器になります。
この力は、AIにも代替できません。
だからこそ、今のうちから情報との付き合い方を学ぶことが大切です。
アイデア数理塾で大切にしている“考えるプロセス”
アイデア数理塾では、単に「答えを出すこと」よりも、
「どう考えたか」というプロセスを重視しています。
AIやインターネットを活用しながら、
「情報をどう整理するか」「どんな根拠で判断するか」を考えるのと同じですね。
これからの時代に必要な“自分で考える力”を、
算数や数学を通して自然に育てていく。
それが私たちの教育方針です。
まとめ
スマホ世代の子どもたちにとって、
情報リテラシーは「生きる力」と言っても過言ではありません。
情報をうまく使える子は、
学び方も、考え方も、そして将来の選択肢も広がります。
「情報を信じる」よりも「情報を見極める」力を、
家庭と塾の両輪で育てていきましょう。
アイデア数理塾では、算数・数学を通して“自分で考える力”を育てる学びを実践しています。
「教えすぎず、考えさせる」指導で、AI時代を生き抜く力を一緒に身につけませんか?
京の算数学 解答#1197
