成績オール3からどう伸ばす?中学生のための現実的な勉強戦略 京の算数学#1171

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算数学コラム

こんにちは!京都市中京区で算数・数学専門の「アイデア数理塾」を運営しております、油谷拓哉(ゆたに たくや)です。

定期テストや通知表で「オール3」を取る中学生はとても多いです。
決して悪い成績ではありませんが、「このままでいいのか」「高校進学を考えるともう少し上げたい」と感じるご家庭も多いのではないでしょうか。

今回は 「オール3の子がなぜ伸び悩むのか」「そこからどう伸ばすのか」 を、実際の生徒の成長事例を交えて解説していきます。


1. オール3は「平均的」だけど要注意

成績オール3は、「授業をある程度理解できているが、深い定着や応用力には欠ける」という状態を表しています。

一見すると安心に思えますが、実は要注意ポイントもあります。

  • 上位層との差が広がりやすい
    基礎理解で止まっているため、応用問題で点が伸びません。
  • 勉強のやり方が定まっていない
    ただ「課題をこなす」「授業を受ける」だけで終わっていることが多いです。
  • 高校受験では厳しくなる可能性
    通知表オール3だと、内申点は「平均」。
    人気校を目指す場合、入試本番でしっかり得点しないと届きません。

2. オール3から伸ばすための3つの戦略

戦略① 基礎を「確実に取る」習慣づけ

オール3の子は、基礎問題は「なんとなく正解できる」けれど、テストではポロポロと落としてしまいます。
まずは 教科書レベルの基礎を完璧に取る習慣 が必要です。

  • 授業で出されたワークを2回以上解く
  • 間違えた問題に印をつけて、解き直しを必ずやる
  • 授業で先生が「ここ大事」と言った箇所を優先する

この徹底だけで、定期テストの点数は 60点台から70点台 に安定して伸びます。

戦略② 「暗記科目」で先に得点を稼ぐ

成績を上げるには、まず 伸ばしやすい科目から上げる のが効率的です。

  • 英単語・熟語を毎日10分だけ覚える
  • 社会は用語カードを作り、スキマ時間に暗記
  • 理科は図や表をまとめ、口で説明できるか確認

暗記科目はやった分だけ点数に直結します。
実際、オール3からオール4に伸ばした生徒の多くは「英語・社会・理科」で先に点数を稼いでいます。

戦略③ 計画と振り返りを習慣化する

オール3で止まってしまう子は、「計画的に勉強する」「テスト後に振り返る」習慣がありません。

そこで、家庭でも簡単にできるサポートは次の通りです。

  • テスト2週間前に「今日は何をやる?」を一緒に決める
  • できなかった日は「なぜできなかった?」を振り返る
  • テスト後は「どの教科が伸びたか」「次は何を変えるか」を話す

成績は「やりっぱなし」では上がりません。
計画→実行→振り返り のサイクルを回すことが、オール3からの脱却に必要です。


3. 実際に伸びた生徒の事例

ある中学2年生の生徒は、入塾時にオール3でした。
ノートを見ると、ワークは埋めているけれど、解き直しが一切なく「やって終わり」状態。

そこで次の3点を徹底しました。

  1. 間違えた問題には必ず印をつけて、3回は解き直す
  2. 英単語を毎日5分チェック
  3. テスト2週間前から1日1回「今日やったこと」を報告

結果、3か月後のテストでは 数学が68点→82点にアップ
通知表も「3」が「4」に変わりました。

「やり方を変えるだけで、成績は伸びる」ことを体感した瞬間でした。


まとめ

オール3から成績を伸ばすには、特別な才能や勉強時間は必要ありません。

  • 基礎を確実に取る
  • 暗記科目で先に点数を上げる
  • 計画と振り返りを習慣にする

この3つを徹底するだけで、成績は確実に変わっていきます。

もし「うちの子もオール3で止まっている…」と感じるなら、勉強時間よりも 勉強のやり方 を見直すところから始めてみてください。

アイデア数理塾では、一人ひとりの勉強習慣から整えるサポートを行っています。
「テスト勉強がうまくいかない」「点数が伸びない」とお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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