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京の算数学問題#1141

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算数学コラム
こんにちは。京都市中京区で算数・数学専門の「アイデア数理塾」を運営しております、油谷拓哉(ゆたに たくや)です。
「テストの点は悪くないのに内申点が伸びない…」
「家庭で何をすれば内申点アップにつながるの?」
そんなお悩み、ありませんか?
今回は、内申点を意識した家庭学習の進め方とポイントを具体的にお伝えします。
そもそも「内申点」って何?
内申点とは、通知表に書かれる「5段階評価」や「ABC評価」のことで、定期テストの点数だけでなく、授業態度や提出物、日頃の努力が総合的に評価されます。
多くの公立高校の入試では、当日の学力検査点とこの内申点を組み合わせて合否が決まります。
つまり、「学力」と「内申」の両輪が必要なのです。
内申点が決まるポイント3つ
- 定期テストの得点(基本)
…特に主要教科(国・数・英)のテスト点は重要。 - 授業態度や提出物(+α)
…ノート提出・ワーク提出・発言などが影響します。 - 提出期限の厳守・忘れ物ゼロ
…当たり前のことを当たり前にできる子が評価されます。
家庭学習でできる「内申アップ」の具体策
1. 教科ごとに提出物の締切を確認する習慣を
→ 家庭でカレンダー管理・ToDoリストを活用しましょう。
提出物の遅れや未提出があると、どれだけテストが良くても評価は上がりません。
保護者が軽く声かけするだけでも、子どもは意識します。
2. ノートの取り方を見直す
→ 「丁寧に」「まとめる力」があるかをチェック。
先生はノート提出を通じて、「どれだけ授業を理解しているか」「丁寧さ・意欲があるか」を見ています。
赤ペンや図解の活用など、見やすい工夫を家庭でも意識させましょう。
3. 苦手教科ほど“解き直しノート”をつくる
→ 点数より「努力」を見せることが内申に直結。
「間違えた問題をどう解き直したか」まで記録する習慣があると、成績だけでなく努力もアピールできます。
塾ではこの「やり直し力」を重視して指導しています。
4. 学校ワークは「最低2周」が基本
→ 提出のためだけの勉強は評価されません。
1回目:できる問題を把握
2回目:苦手をつぶす
+α:難しい問題だけピックアップで3回目もOK
努力が見えることで、定期テスト後の内申点にも差が出ます。
5. 学校の授業を“予習ベース”に切り替える
→ 授業中の発言・理解度がグンと変わる。
予習型に切り替えると、学校の授業での理解度や発言機会が増えます。
「授業で積極的だった」と先生の印象に残る子が内申では伸びやすいです。
保護者ができる「ひと声」が子どもを変える
「今日ワーク出せた?」「授業中、発表できた?」
こうした軽い声かけが、子どもの意識を変えていきます。ガミガミ叱るよりも、応援スタンスで関心を寄せることが大切です。
まとめ:内申点は「日々の積み重ね」がすべて
定期テストの点数だけでは、内申は上がりません。
提出物の管理・ノートの取り方・発言・ワークのやり直し――これらを家庭で支えることが、将来の進路にも直結していきます。
「うちの子、なかなか提出物を出さない…」
「テストは取れてるけど、評価が伸び悩む…」
そんなお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。
京の算数学 解答#1141
