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京の算数学問題#1027

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算数学コラム
みなさんこんにちは!
京都市中京区で「アイデア数理塾」を運営しております、油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
「算数は小学校に入ってからでいい」と思っていませんか?
実は、幼児期こそ算数教育のスタートに最適な時期なんです。
特別な教材や机に向かって勉強する必要はありません。
身の回りにあるものを使って、楽しく・自然に・遊びながら算数に親しむことができます。
今回は、家庭で気軽にできる「幼児の算数教育」の具体例をたっぷりご紹介します!
1.「数えるって楽しい!」を育てる
● ぬいぐるみやブロックで数遊び
お気に入りのおもちゃを並べながら、「1、2、3…」と声に出して数えてみましょう。
数え歌と組み合わせると、リズム感も加わって、より楽しく覚えられます。
ポイント:「1対1対応(モノを1つずつ数える)」を意識して数える練習をしましょう。
● お風呂の中で数遊び
お風呂タイムは、実は最高の算数タイム!
アヒルのおもちゃや泡を「いくつあるかな?」と数えてみると、自然と「数」が生活に溶け込みます。
2.「形」や「パターン」を遊びに変える
● 形探しゲーム
公園やおうちの中で「丸いもの探し」や「四角いもの探し」などの形探しゲームをしてみましょう。
「マンホールは丸」「窓は四角」「屋根は三角形」など、図形の認識力が身につきます。
● ビーズでパターン作り
赤・青・赤・青…のように、同じ色の繰り返しを並べていくことで、「規則性」に気づく力が育ちます。
ビーズやおはじき、シールなど身近なもので遊べます。
ポイント:簡単な繰り返し→色の順番→形の並びへとステップアップ!
3.日常生活の中に「数」を見つけよう
● お買い物ごっこでお金を数える
「りんごは100円だよ」「これは2つで200円」など、お金を使ったごっこ遊びは「数」や「足し算」の基本を楽しく体験できます。
● お料理で量を測る
「スプーン1杯の砂糖を入れてね」や「水をカップ半分だけ入れて」など、料理の中には「量・計量・順番」がたっぷり。
「数」や「順序」「比較」といった、算数の根っこが詰まっています。
4.図形と空間認識を高める遊び
● 積み木遊び
積み木は、バランス・構造・形の理解などが一度に学べる優秀な教材です。
「このブロックはどこに置けば倒れないかな?」という問いかけで、思考力も育ちます。
● パズルで形を合わせる
パズルは「合う・合わない」の感覚を養う遊びです。
ピースを見てどこに入るか考えることで、空間認識能力を育てることができます。
5.数字に親しむ習慣づくり
● 数字の出てくる絵本を読む
「1つのりんご、2つのバナナ…」といったように、数の概念を絵とセットで学ぶことができます。
文字が読めなくても、絵やリズムで楽しめるので、読み聞かせにも最適です。
● 数字の歌をうたう
「10人のインディアン」「5匹のこぶたとチャールストン」など、数字が入った歌は記憶に残りやすく、繰り返すことで定着します。
まとめ|幼児の算数教育は「遊び」の中にある
幼児期の算数教育で最も大切なのは、「楽しい!」「わかる!」という成功体験です。
日常の中に算数のエッセンスを取り入れ、「机に向かわない勉強」を実践することで、子どもたちは自然と数字や形に親しみを持つようになります。
「勉強=つまらない」になる前に、遊びながら学ぶ習慣をつくってあげましょう!
京都市中京区のアイデア数理塾、油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!
算数好きあつまれ〜!
京の算数学 解答#1027
