今の子ども、実は“考える体力”が足りない? 能力ではなく環境の話 京の算数学#1300

京の算数学問題#1300

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算数学コラム

最近、こんなふうに感じることはありませんか?

  • すぐ「分からない」と言う
  • 最後まで考えきれない
  • 少し難しいと止まってしまう

するとつい、

「集中力がないのかな」
「根気が足りないのかな」

と思ってしまいがちです。

でも塾で子どもたちを見ていて思うのは、これは能力の問題ではないということ。

今の子どもは、“考える体力”を使う場面が少ないだけ

今日はその話です。


①「考える体力」ってなに?

ここで言う「考える体力」は、

  • 頭の良さ
  • センス
  • 才能

とは少し違います。

考える体力とは

  • すぐ答えが出なくても粘る
  • 分からない状態に耐える
  • 試しながら考え続ける

いわば、考え続けるためのスタミナです。

②今の子どもは、考えなくても済む環境にいる

今の生活を振り返ると、

  • すぐ答えが出る
  • すぐ調べられる
  • すぐ正解が分かる

そんな場面がとても多いです。

例えば…

  • 動画は次々おすすめされる
  • ゲームはヒントが出る
  • アプリは間違える前に教えてくれる

便利で優しい世界ですが、考え続ける場面は減っています。

③だから「考えると疲れる」

普段あまり使っていない力は、使うとすぐ疲れます。

特に脳の疲れは運動による疲れよりもはるかに疲れを感じます。

  • 「頭が疲れた」
  • 「もう無理」
  • 「分からんからいい」

これはサボりではなく、

考える体力がまだ育っていないだけ

筋トレと同じで、少しずつ慣らす必要があります。

④勉強で急に出番が来る

問題なのはここです。

学校や塾では突然、

  • 考えなさい
  • 説明しなさい
  • 自分でやりなさい

と求められます。

子ども側からすると

  • 普段やってない
  • どうすればいいか分からない
  • しんどい

当然の如く止まります。

⑤「考える体力」がある子の特徴

逆に、少しずつ考える体力が育っている子にはこんな特徴があります。

  • すぐ答えを聞かない
  • 間違えても続ける
  • 途中で考え直す
  • 「もうちょっとやってみる」と言う

最初からできるわけではありません。

考える体力がついたおかげで続けられるようになっただけです。

⑥家庭でできる、ちいさな育て方

難しいことは必要ありません。

  • すぐ答えを教えない
  • 「どう思う?」と一度聞く
  • 少し待つ
  • 考えている時間を邪魔しない

たったこれだけで、考える時間は増えます。

⑦大人が一番やってしまいがちなこと

一番もったいないのはこれ。

考えている途中で、答えを言ってしまう

沈黙が怖くて、つい助け舟を出してしまう。

でもその数秒こそ、考える体力を使っている時間です。

最後に

「考える体力」が足りないのは、
怠けているからでも、能力が低いからでもありません。

使う機会が少なかっただけ

今の時代、そういう子が増えるのは自然なことです。

大切なのは、

  • すぐ結果を求めすぎない
  • 考えている時間を信じる
  • 少しずつ慣らす

考える体力は、ちゃんと育ちます。


アイデア数理塾より

アイデア数理塾では、

  • すぐ答えを言わない
  • 考えている時間を待つ
  • 試行錯誤を評価する

ことを大切にしています。

考える体力は、一朝一夕ではつきません。

でも、安心して考え続けられる環境があれば、必ず伸びていきます。

京の算数学 解答#1300

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