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京の算数学問題#1257

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算数学コラム
受験が終わると、
子どもたちは一気に表情がゆるみます。
「やっと自由に遊べる!」
「何もせず寝ていたい…」
「スマホ解禁だ!」
その気持ちはもちろん、大切。
まずは本当におつかれさま、と言ってあげたい。
でも塾で何年も受験生を見ていると、
その後の過ごし方で
高校での学習レベルがハッキリ分かれます。
合否より、ここから先の動きが実はものすごく大事なんです。
今日はそんなおはなし、、、
① 伸びつづける子は「受験生活で得た習慣」を手放さない
受験が終わると、
生活リズム・勉強時間・スマホの使い方など
全部リセットされがちです。
でも、伸びる子は
“がんばった時期に身についた土台”をそのまま使うんです。
具体的には
- 勉強のスイッチが入る時間が決まっている
- 机に向かうまでの流れが確立している
- 15〜20分で区切る習慣が残っている
- わからない時は調べるクセが残っている
これらは受験のためだけじゃなく、
高校・大学・社会人になっても効いてくる力です。
一方で、高校生活でついていけない傾向がある子は
「受験終わったし、全部リセットでいいや」になりがち。
1〜2週間ならよくても、1ヶ月続くと勉強体力はゼロに戻ります。
② 伸びる子は「次の目標を軽く設定する」
ここで大事なのは
“いきなり大きな目標はいらない”ということ。
- 中1なら「英単語20個だけ覚える」
- 中2なら「数学の計算だけはキープ」
- 新受験生なら「週2回だけ理社を触る」
こんな軽い目標で十分。
目的は“走ること”ではなく、“止まらないこと”。
一方で伸びない子は「春休み全部休む→新学期で苦労する」というパターンが本当に多いです。
③ 伸びる子は“好きなことと勉強”を一緒に動かす
受験が終わったあとのモチベは勉強単体ではほぼ保てません。
伸びる子は、
好きなもの(ゲーム、部活、趣味)と勉強の両方をスケジュールに入れるんです。
- 「ゲーム1時間 → 勉強20分」
- 「部活後に英単語だけ」
- 「朝10分だけ計算」
“好き”が動くと、
“やるべきこと”も自然に動く。
一方で伸びない子は
“好きなことだけ”に偏ってしまい、勉強の立て直しが大変になります。
④ 伸びる子は「ゆるい勉強」を続ける
受験が終わった後は、
ガッツリ勉強する必要はありません。
むしろ、やりすぎは逆効果。
伸びる子は
- 10分の英単語
- 1ページの計算
- 語句のアプリ
- 理科の一問一答
このレベルの“軽い勉強”を続けます。
「軽い×毎日」 が最強です。
つまづいてしまう子は「やらない→溜まる→戻れない」となりがち。
⑤ 伸びる子は「自分で次を決める」
受験が終わった直後の子どもは、
実は自己効力感(自信のようなもの)が高くなっています。
このタイミングで
「次は何したい?」と聞いてあげると、驚くほど前向きな言葉が返ってきます。
- 英語の先取りしたい
- 理科の実験をやってみたい
- 毎日3問だけ計算したい
- 本を読みたい
小さくても“自分から決める”ことが、次の成長につながります。
受験が終わったあとの1ヶ月が、“未来の勉強習慣”を決める
受験はゴールじゃなくて、「習慣が整った自分を手に入れる機会」だととらえてください。
この時期をどう過ごすかで新学年のスタートダッシュが本当に変わります。
受験をがんばった子は、すでに大きな力を持っています。
あとは、
その力を切らさずゆるく継続させるだけ。
焦らなくていい。
詰め込まなくていい。
でも完全に止めない。
これが一番大事です。
京都市中京区・アイデア数理塾では
受験後の“新しいスタート作り”も大切にしています。
- 新学年の準備
- 受験後の勉強習慣の作り方
- 英単語・計算習慣の提案
- 部活との両立
- 新中1ギャップ対策
次の1年を良くするためのサポートを
じっくり行っています。
京の算数学 解答#1257




