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京の算数学問題#1196

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算数学コラム
こんにちは!
京都市中京区で算数・数学専門の「アイデア数理塾」を運営しております、油谷拓哉(ゆたに たくや)です。
「うちの子、今さらこんなところでつまずいていて…」
「私も昔から算数が苦手で、どう教えたらいいかわからない」
そんな声をよく耳にします。
でも、今の時代において——
“学び直すこと”は、恥ずかしいことではありません。
むしろ、“やり直す力”を持っている人こそが、これからの時代を生き抜く力を持っていると言えます。
「学び直し」が当たり前の時代に
かつては「勉強は子どもの頃にするもの」という考えが一般的でした。
しかし今では、AIや新しい技術の登場で、私たち大人も常に学び続ける必要があります。
大学や企業でも「リスキリング(再学習)」が当たり前になり、社会全体が“学び直しを前提とした社会”に変わりつつあります。
つまり、学びに「遅い」「早い」はもう関係ないのです。
必要なのは、「今からでもやってみよう」という気持ちです。
子どもにこそ“やり直す力”を育てたい
算数や国語の勉強においても、「やり直す」ことは大切です。
例えば、分数でつまずいたら基礎に戻って確認する。
文章題が苦手なら、図にする練習からやり直す。
このとき重要なのは、「できない自分を受け入れてやり直す勇気」です。
「もう小5なのに」
「中学生でこんなところを間違えるなんて」
そんな言葉ではなく、
「ここから伸びるチャンスだね」
と声をかけてあげるだけで、子どもの心は前向きになります。
保護者も一緒に“学び直す”姿を見せよう
子どもが学ぶ姿勢は、家庭の雰囲気に大きく影響されます。
親が「勉強って一生続くものなんだ」と感じていれば、自然と子どもも同じように考えるようになります。
たとえば、
- 子どもと一緒に算数のドリルを解いてみる
- ニュースで気になる話題を一緒に調べる
- 「お母さんもここ苦手だったなぁ」と素直に話す
完璧に教える必要はありません。
一緒に考える、その姿勢こそが、“学び直す文化”を家庭に根づかせる第一歩です。
塾での「やり直し」は成功の原点
アイデア数理塾では、つまずきや苦手を「やり直す」ことを前向きにとらえています。
たとえば、中学生であっても小学生内容に戻って復習することは珍しくありません。
むしろ、その「戻り学習」こそが、理解を深め、成績を伸ばす最短ルートです。
学び直しを恐れずに、
「自分のペースで、確実に積み上げる」こと。
それが、これからの時代に最も求められる学び方です。
「やり直し」は“過去の失敗”ではなく“未来への準備”
勉強に限らず、人生そのものが「学び直し」の連続です。
進路を変える、仕事を変える、人間関係を見直す——
どれもすべて「より良く生きるためのやり直し」です。
だからこそ、子どもがやり直そうとするとき、
「また?」ではなく「いいね!」と声をかけてあげましょう。
まとめ
「学び直し」は、恥ずかしいことでも遅いことでもありません。
それは“前に進もうとする姿勢”そのものです。
家庭でも、塾でも、社会でも。
「やり直す人」を応援する文化が広がれば、きっと子どもたちはもっと伸びていきます。
アイデア数理塾は、そんな“再スタートを応援する場所”でありたいと考えています。
京の算数学 解答#1196
