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京の算数学問題#1116

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算数学コラム
こんにちは。京都市中京区で学習塾を運営しております、油谷拓哉(ゆたに たくや)です。
「1学期はあまり手応えがなかったけど、2学期はなんとか挽回したい」
「テストの点数を上げたいけど、何を変えればいいのかわからない」
このように感じている小・中学生とその保護者の方は多いのではないでしょうか。
実は、2学期に成績を伸ばす子には、家庭での“ちょっとした習慣”の違いがあります。
逆に言えば、勉強のやり方だけを見直すのではなく、日々の過ごし方を整えることが、最短で成績を上げる近道です。
今回は、学力が伸びる子が実践している「家庭での5つの習慣」についてお伝えします。
習慣1:毎日の生活リズムを安定させる
成績が上がるかどうかは、勉強時間の長さだけで決まりません。
集中力が高い状態で勉強できているかが大切です。
特に小中学生は、睡眠と食事のリズムが乱れると集中力が下がります。
次のような点に注意してみてください。
- 起床・就寝時間を一定にする(理想は就寝22〜23時、起床6〜7時)
- 朝ごはんをしっかり食べる(脳にエネルギーを補給する)
- 寝る前のスマホやゲームを控える(脳が休まらなくなります)
体のリズムが整うと、自然と「勉強に取り組む気持ち」も出てきます。
習慣2:1日15分でも「自学の時間」を作る
「塾の宿題だけで精一杯」「部活で疲れて勉強する時間がない」
こういった声も多いですが、実は短時間でも自分で勉強する習慣こそが、学力アップの要です。
たとえばこんな取り組み方が効果的です。
- 学校の授業の振り返りノートを書く
- 前日に習った内容を教科書で確認する
- 解けなかった問題だけをピックアップしてもう一度解く
大切なのは、誰かに言われたからではなく「自分の意思で勉強すること」。
毎日続けることで、学習に対する主体性が育ちます。
習慣3:「学校の授業を最大限に活かす」意識を持つ
2学期から成績を上げたいなら、まず取り組むべきは学校の授業を丁寧に受けることです。
成績が伸び悩む子の多くは、「授業中の集中」が足りていません。
家での勉強時間を増やすより、授業時間を有効活用する方が効果は高く、疲労感も少なくて済みます。
授業を活かすためのポイント
- 前日に教科書の「見出し」だけでも予習しておく
- 授業中は「大事なことを一つ覚える」という意識で聞く
- 授業後すぐに、ノートや教科書に自分の言葉でまとめる
「授業を真剣に受ける」だけでも、2学期のテスト結果は確実に変わります。
習慣4:「勉強する場所と時間」を固定する
毎日なんとなくリビングで、あるいは寝る直前に勉強している子も多いですが、集中しにくい環境は勉強効率を下げてしまいます。
おすすめは、次のように場所と時間をパターン化することです。
- 勉強は毎日同じ机で
- 時間は夕食の前、あるいはお風呂の後などに固定
- 机の上は必要最低限のものだけにする
「どこで・いつ・何をするか」が明確になることで、行動へのハードルがぐっと下がります。
習慣5:親が「結果」より「プロセス」に注目する
これは、家庭の雰囲気づくりに関わる大切な習慣です。
2学期に成績を伸ばす子の多くは、「やったことを認めてもらえる環境」で育っています。
テストの点数だけで評価するのではなく、次のような声かけを意識してみてください。
- 「毎日10分やれてるね、すごいよ」
- 「前よりノートが見やすくなってるね」
- 「間違い直しを自分でできたの、いいね!」
子どもは、「見てもらえている」という実感があると、学びに対する意欲がぐんと高まります。
まとめ:勉強の前に「生活習慣の見直し」が効果的
2学期から成績を上げたいなら、まずは生活全体を整えることが大切です。
テスト直前だけ頑張っても、長続きせず、実力も身につきません。
もう一度、今日からできる「家庭での5つの習慣」を確認しましょう。
- 規則正しい生活リズムを作る
- 1日15分の自学時間を確保する
- 学校の授業に全力で集中する
- 勉強する場所と時間を決める
- 結果ではなく努力の過程をほめる
この5つを意識するだけで、2学期の学習が大きく変わります。
日々の積み重ねこそが、一番の成績アップの近道です。
以上、京都市中京区「アイデア数理塾」の油谷がお届けしました。
お子さまの2学期のスタートがより良いものになるよう、ぜひ家庭でできることから取り組んでみてください。
京の算数学 解答#1116
