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京の算数学問題#1088

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算数学コラム
こんにちは!京都市中京区で塾を運営しております、アイデア数理塾の油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
小学校の理科や社会の授業で「地球は丸い」と習いますが、
「なんで地球はまんまるなの?」「どうして四角じゃないの?」と思ったことはありませんか?
今回は、地球がなぜ丸いのか?というふしぎについて、わかりやすくお話していきます!
地球は本当に「まんまる」なの?
まず「地球は丸い」と言われますが、正確には「完全な球」ではなく、
少し上下につぶれた“たまご型”のような形(これを「回転楕円体」といいます)をしています。
でも、宇宙から見るととてもキレイな丸に見えるため、「地球は丸い」と言われるんですね!
地球が丸くなった理由とは?
それでは、どうして地球はこんな形になったのでしょうか?
① 地球ができたとき、とても熱かったから
今から約46億年前、地球はたくさんのちりや岩が集まってできました。
このとき、とても高温でドロドロの状態でした。
ドロドロの液体は重たいものが下に、軽いものが上に動く性質があります。
そして、全体が引っぱり合う「重力(じゅうりょく)」の力によって、
どの方向からも均等に押し合っていくと、自然とまるい形に近づいていくのです。
これが、地球が丸い形になったいちばん大きな理由です。
② 「重力」がまんべんなく引っぱるから
重力とは、ものとものを引きつけ合う力のことです。
地球の中心には強い重力があるため、地表にあるすべてのものを内側に引っぱっています。
たとえば、風船を水の中に入れると、まんべんなく水圧がかかって丸くなりますよね?
同じように、地球全体が中心に向かって引っぱられて丸くなっているのです。
③ 宇宙にあるほとんどの星は丸い!
地球だけでなく、月や太陽、ほかの惑星(わくせい)もほとんどが丸いのです。
それはみんな重力によって形が整えられたから。
大きな星ほど重力が強く、丸くなりやすいのです。
つまり、「地球が丸いのは自然なこと」なんですね。
どうして「丸い」ことが大事なの?
地球が丸いことで、太陽の光がちょうどよく地球全体に届きます。
そして地球が回転することで、昼と夜ができたり、季節が変わったりするしくみが成り立っています。
もし四角い形だったら、太陽の光が当たる場所と当たらない場所がハッキリしてしまって、
生き物がすみにくくなっていたかもしれません。
まとめ|地球が丸いのにはちゃんと理由がある!
- 地球はドロドロに熱かったころに自然と丸くなった
- 重力の力で、まんべんなく中心に引っぱられるから丸い
- 太陽や月などの星も、同じように丸い形をしている
- 地球が丸いおかげで、今のような環境や季節ができている
おわりに|「当たり前」のふしぎに目を向けてみよう!
私たちが住んでいる地球。
「丸いのが当たり前」と思っていたことにも、ちゃんと理由があるんですね!
これからも「なぜ?」と思ったことをどんどん調べてみると、
理科がどんどん楽しくなっていきますよ。
以上、京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けしました!
小学生の算数・数学・理科がもっと楽しくなる!
算数・数学・理科好き、集まれ〜!
京の算数学 解答#1088
