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京の算数学問題#1036

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算数学コラム
みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております、油谷拓哉(ゆたに たくや)です!
日本の教育は、平成から令和へと大きな変革を遂げてきました。
テクノロジーの進化、教育方針の変化、社会のグローバル化
これらが子どもたちの「勉強のしかた」にも大きな影響を与えています。
今日は、平成と令和でどう勉強法が変わったのか?について、現場の目線でわかりやすく解説していきます。
1. ITテクノロジーの活用
平成の勉強法:紙と黒板が基本
平成時代、特に初期~中期は、教科書・ノート・参考書が主な勉強ツールでした。
黒板の板書をノートに写し、自宅ではプリントで復習する――そんな「アナログな学習」が中心でした。
私自身も、ルーズリーフにプリントをまとめたり、手書きで図を書いたりと、時間をかけて自分で工夫する勉強スタイルを模索していました。
令和の勉強法:デジタルが主流に
令和に入り、特にコロナ禍以降はデジタル教材とICTツールの導入が一気に進みました。
- タブレットを使った授業
- 電子黒板・オンライン授業
- AIによる学習サポート
- スタディサプリなどの映像学習
令和の子どもたちは、“自分に合った内容を選んで学ぶ”個別最適化の時代に入っています。
2. 学習環境の違い
平成の学習環境:学校・塾・自宅が中心
平成時代の学び場は、学校か塾、自宅学習の3つが基本でした。
特に受験期には、塾や予備校での集団授業が定番。家庭では「静かな部屋で黙々と」が推奨されていました。
令和の学習環境:どこでも学べる!
今は、リモート授業や映像授業を活用し、自宅でも学校のように学べる時代です。
最近では、
- 自習型の少人数制塾
- タブレットと講師のハイブリッド指導
- 学校でも使われるオンライン教材
など、多様な学習スタイルが選べるようになりました。
3. 教育方針とカリキュラムの変化
平成:暗記・量重視の詰め込み型
平成の教育では、
- 「100回書いて覚える」
- 「ノートをびっしり埋める」
といった努力=量が評価される学習が中心でした。
確かに知識量は増えますが、学ぶ楽しさが失われやすい側面もありました。
令和:考える力・探究型へ
一方で令和は、
- アクティブラーニング
- 探究学習・プロジェクト型授業
が導入され、自分で考え、発信する力が求められるようになりました。
SDGsやキャリア教育など、社会とつながる学びも重要視されています。
4. 量と効率、どちらが大事?
ここが私の中で大きな気づきでした。
私は平成世代として「量をこなすことで力をつける」スタイルで育ちました。
ですが今は「いかに効率よく、必要なことを選んで学ぶか」が問われています。
ただし――
“量か効率か”ではなく、“どちらも大事”なのです。
例えば、
- 単語を100語覚える → 映像授業やAIドリルで効率化
- 計算練習 → アプリで反復練習&時間短縮
こうして効率化ツールを使いながら、学習量そのものは減らさない。
これが令和における最適な学習法ではないかと感じています。
まとめ:バランスが未来をつくる
平成と令和、それぞれに良い面・課題があります。
大切なのは「どちらかを選ぶ」ことではなく、良い部分を組み合わせていくこと。
- 平成の「努力・継続」の価値
- 令和の「考える・選ぶ」柔軟さ
このバランスが、これからの子どもたちの学力と人間力を育てていくのだと思います。
以上!
京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けしました!
子どもたちの「学び方」は日々進化しています。保護者の皆さんも、ぜひ一緒にアップデートしていきましょう!
京の算数学 解答#1036
