学習塾での気づきから生まれた成績が上がるノートの取り方のコツ 京の算数学#878

京の算数学問題#878

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算数学コラム

みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!

学習塾を開塾して早くも2年と9ヶ月が経ちます。ありがたいことに多くの生徒さんや保護者の方々と関わらせて頂いております。

その中でも最近特に多いご相談のひとつが「ノートが汚い」という悩みです。 

実際に生徒たちのノートを見ると、ほとんどがただ黒板を写すだけで、内容を整理したりまとめたりしていません。

しかし、よく考えてみると、学校で「ノートの取り方」をきちんと教わる機会は少ないですよね。

そこで今回は、実際に指導をして成績アップにつながった「ノートの取り方」をご紹介します。

タブレット学習が整理する力を低下させる?

最近、小学校1年生からタブレット端末が配布されるようになり、学習環境も大きく変わりました。
文部科学省のGIGAスクール構想により、効率的な学習が可能になった一方で、整理する力が育ちにくくなるというデメリットもあります。 

ネット上の情報は受け身の情報が多いので正しい知識がないと取捨選択すらできません。
当然子どもたちにはまだこの力(ネットリテラシー)はついていないので全ての情報がフラットに入ってきます。
必要なピースを合わせていくという作業の難易度は昔よりもはるかに上がっていると言えます。

また、タブレットでは文字が自動的に整ったり、調べた内容を簡単にコピー&ペーストできますよね。
そのため、手を動かして情報を整理するプロセスが省略されがちです。

この一件「効率が悪い」とされる行動こそが、実は考える力を育てる大切なステップなのです。

ノートを取る理由とは?

ノートを取る目的は「情報を整理する力」を養うことです。 

整理する力は、単なる記録作業ではなく、重要なポイントを見極め、内容を理解しやすい形に整える能力につながります。
これは社会人になってからも役立つスキルです。 

例えば、授業中の板書をノートにまとめる際には、「どこが重要か」「どうつながっているのか」を考える必要があります。

これにより、読解力が養われ、結果として応用力も高まります。

成績が上がるノートの取り方の基本

ノートを取る際には、まず「なぜノートを取るのか?」を意識しましょう。

以下のポイントを参考にしてみてください。

ノートの取り方の例

1.右端から10cm程度の位置に縦線を引く

   → 左側をメインスペース、右側をメモスペースに分ける。

2.日付・タイトルを記載

   → どの教科の内容か明確にするため、ページ数や問題番号も記載。

3.メインスペース(左側)

   → 板書の内容や問題を丁寧に書き写す。

4.メモスペース(右側)

   → 解き方のポイント、間違えた理由、別解などを簡潔に記入。

成績が上がるノートのとりかたの画像

メモスペースの活用例

公式のまとめ

自分の理解度や考えたプロセス

解き直しの際のヒント

このように整理されたノートを作ることで、後で見返したときにスムーズに復習できます。


実践するとこう変わる!

このノートの取り方を指導した生徒の中には、「ノートを見直すだけで定期テスト対策が完了した!」という子もいます。

ノートを工夫することで、自然と学習の効率が上がり、記憶にも残りやすくなります。 

また問題を解く際に混乱していた生徒も情報を整理する練習をする事で混乱が和らぐ傾向がありました。

ぜひ、お子さまにもこの方法を試していただきたいです!

まとめ

ノートを取ることは単なる記録ではありません。「まとめる力」を鍛える絶好のチャンスです。
タブレット学習が普及する時代だからこそ、手を動かしてノートを整理する習慣を身につけましょう。 

以上、京都市中京区のアイデア数理塾、油谷がお届けしました! 

ぜひお気軽に見学やご相談にお越しくださいね!

京の算数学 解答#878

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