「国語」「数学」「英語」はなぜ重要?読解力でつながる科目の勉強法とは 京の算数学#874

京の算数学問題#874

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算数学コラム

みなさんこんにちは!京都市中京区で塾を運営しております。油谷拓哉(ゆたに たくや)です!

私たちが小学校から学ぶ主要な3教科、国語・数学(算数)・英語。

これらには一つの共通点があります。それは、「積み上げ科目」であるということです。

積み上げ科目とは、学年が上がるにつれて段階的に理解しなければならない科目のことです。

たとえば、小学校5年生の内容がわかっていないと、中学生の範囲が理解しにくくなるといった具合です。

そして、これらの科目で最も大切なのが「読解力」。この記事では、特に数学を通して読解力を養う勉強法を紹介します。

読解力がなぜ重要なのか?

読解力とは、文章を読み、理解し、要点や背景を掴む力のことです。

ただ読むだけではなく、「なぜこうなったのか?」「どうしてこの行動をとったのか?」といった意図を汲み取ることが必要です。

これは社会に出ても重要で、企画書や書類を読む際に単純に書いてあることだけでなく、書き手の意図を読み取る力が必要だからです。

また、会話でも相手の真意を理解するためには読解力が求められます。

つまり、読解力はコミュニケーション能力とも深く関わっているのです。

読解力をどうやって身につけるか?

読解力を鍛えるには、文章の背後にある意図を考え、場面や登場人物の背景を想像することが大切です。

たとえば、「なぜ主人公がそのように行動したのか?」といった問いかけを通して、物語の流れをイメージし、意図を理解することが読解力の向上につながります。

また、比較することで読解力を鍛える方法も効果的です。

たとえば、「犬と猫の違いや共通点を挙げる」といったトレーニングをすることで、文章中の隠れた共通点を見つける力が養われます。

数学で読解力が身につく理由

実は数学も、読解力を高める絶好の科目です。

次の3つのポイントでその理由を見てみましょう。

1. 数学は「式で伝える技術」を学ぶ科目

数学では、式の順序や書き方が非常に重要です。たとえば、掛け算一つとっても「かける数」と「かけられる数」があり、順番や役割を理解しないと正しい解答にたどりつきません。

高校数学になると、この式の変形や流れを読み取る力が必要となります。

これは単に基礎力だけではなく、読解力が関わる応用力です。

つまり、応用問題を解くことこそが読解力を育てる手段と言えるのです。

2. 証明問題で「文章構造」を理解する

数学の証明問題には、明確な構造があります。

「何について話すのか?」「どのように結論に至るか?」といった流れがあるため、文章構造を学ぶのに役立ちます。

証明問題は、まず仮定を述べ、自分の意見を示し、結論を出すといった流れがあるため、論理的な構成を理解することができます。

これもまた、読解力の向上につながります。

3. 出題者の意図を考える問題がある

数学の入試問題には、「誘導問題」と呼ばれる構成の問題が多くあります。

これは、小問の答えを次の問題に活かし、さらに解答を深めていくタイプの問題です。

ここで重要なのは、「出題者がどのように解いてほしいと考えているか」を読み取ること。

このように意図を読み取り、次の解法を考える力も、読解力の一環です。問題を解きながら出題者の意図を考える習慣がつくことで、自然と読解力が向上します。

数学と国語を関連づけよう!

数学と国語(英語)には深い関連性があります。

両方とも、問題の意図を読み取り背景を理解しながら進めることが必要です。

小学生のうちに数学の式の立て方を指導されるのは、ただ解くことが目的ではなく、「なぜこう解くのか?」を理解するためです。

もし「数学や国語の勉強方法がいまいち分からない」と感じる方は、ぜひ数学を通して読解力を高める方法を試してみてください。

読解力を意識して取り組むことで、両教科の成績が向上する可能性がぐんと高まるでしょう。

以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷拓哉(ゆたに たくや)がお届けいたしました!

京の算数学 解答#874

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