今日の数学問題#355
数学コラム
自己肯定感という言葉を良く耳にします。
特にこの教育業界にいるとどの研修会に行っても聞くんじゃ無いか?レベルで耳にします。
うちの子自己肯定感が低いんですと保護者の方からご相談を受けることもありますが、それぐらいメジャーな単語になってきたのでしょう。
その自己肯定感の伸ばし方に褒めるというのがありますが、実は褒めすぎると逆効果になるのを知っていますか?
自己肯定感ってなに?
自己肯定感とは「自分自身を肯定する力」のことです。
自己認知力やレジリエンス(立ち直れる力)とも関係がある言葉です。
失敗経験が重なると自分は何もできないんだと自己肯定感が下がる事は良く知られています。
自己肯定感が低い子どもはどうなるの?
自己肯定感が低いと過剰に他者と比較し自分ができないところばかりをみてしまうようになったり、認めてほしいという承認欲求が強くなり依存傾向が生まれたりします。
例えば小さい頃から怒られてばかりいると自己肯定感が低くなってしまうと言われています。
褒める事で自己肯定感が下がる理由
基本的には褒める事はとても大事な事です。
世の中に色んな子育ての方法がありますが、どの方法にもやはり褒めることの大切さは書かれていますし、私自身も褒めることの重要性を痛感しています。
不登校の生徒も褒める経験が積まれてくると自信になり再登校を果たしている生徒も大勢見てきました。
ただ、褒めるというのは自分の能力に気づかせるという事なんです。
やみくもに褒めるというのではなくて、例えば昨日は夜遅くまで起きていたのに今日は学校に遅刻しなかったなど、大それたことではなくてその子が昨日から成長したわずかな変化を褒めるのです。
褒めすぎるという行為は子どもからすると逆に疑心暗鬼になります。
これは本当にほめられているのか?
そうすると本当に褒めたい時に褒められなくなります。
褒めることもやりすぎては逆効果です。
大事なのは認める力
認めると言うと大袈裟かもしれませんが、自己肯定感とは自分の良いところも知っているし自分の悪いところも受け入れている状態。
受け入れていると言うのは投げやりになっているのではなくてこう言うところがあるから注意しようとか、努力しようとすると言うことです。
自己肯定感は成長と共に成功体験を繰り返し育ってきます。
成功体験とは昨日の自分からの変化です。
褒めすぎない褒め方とは、子どもを見た時に「お!やるやん」と思った時に伝えれば良いと思います^^
褒めなきゃと思えば思うほど出てこなくなりますから^^;
以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷がお届けいたしました!