子育てに必要な中庸(ちゅうよう)と言う考え方 今日の数学#170

今日の問題#170

今日のコラム

中庸(ちゅうよう)とは

どちらにも片寄らないで常に変わらない事。

過不足がなく調和がとれている事。とされています。

東洋思想と言われる考え方の一つで、過ぎたるは猶及ばざるが如しと言ったやりすぎた事は及ばない事と同じであり正しい道ではないよと言う意味になります。

この中庸思想というのが今の教育に欠けている重要な考え方だと僕は勉強していて感じました。

スポーツをしているとフォームをよく指導されます。

そのときに頻繁に使われる表現が「軸を作りましょう」という言葉です。

これは心にも同じ事が言えて、軸に当たる部分が中庸であるという解釈です。

こういう話をすると、とても難しく聞こえますが実はすごくシンプル。

調子に乗ってしまって足元が見えない時は失敗をすれば中庸になります。

怒られた時は褒められると中庸になります。

つまり世の中に起こる相反する自然現象のバランスが中庸であるという意味です。

教育の分野だと、例えば発達障害やチックなどの診断名、不登校などのカテゴリによって対応するのは中庸ではなくなってしまいます。

ADHDにも集中力がある方はいらっしゃいますし、自閉症スペクトラムの中にはこだわりの少ない方もいらっしゃいます。つまりその症状に対する対応はこれだ!というものは最低限のものでしかなく重要なのはその人にフォーカスを当てる事なんです。

その人は自分の能力をどう感じているのか?自信がなければ付けれるようにサポートをするし、自信過剰になっていればあえてできていないところに目を向けるようサポートをします。

全てバランスが大事なんです。

実は中庸の状態が一番自然な状態なんです。

人は陽気になったり陰気になったりを繰り返してこの中庸を探っています。

なので僕はその子のありのままを見る事を特に重要視しています。

いかに自分の先入観に気づきその子の能力を見極められるか。

中庸思想は今の教育には大きな力になると感じています。

以上!京都市中京区のアイデア数理塾 油谷がお届けいたしました!

今日の解答#170

この記事を書いた人

アバター

アイデア数理塾

京都市中京区にある少人数制の数学・理科に特化した学習塾です。
小学校1年生から高校3年生までのお子様の学習をサポートいたします。授業は、補習がメインに構成されています。