今日の問題#142
今日のコラム
ソーシャルビジネスという言葉が広まり、起業家たちもSDGsをベースに社会貢献性の高い事業がブームになっている今日この頃。
当たり前の様に学校の授業にもSDGsを取り入れられワークをしたり先生が基礎概念を教えたりしているのですが、、、
どうもしっくりこない。
学生の皆さんも起業志向が強い方が増えてきて学生のうちから起業家たちと繋がりを作りインターンに参加したりなど精力的に活動している方が多く素晴らしい反面どこか批判ベースになっている感が否めない。
結局お金を稼がないと持続しないわけで、社会的に良い事=献身的な活動=ボランティアのように派生していってるのが怖いところ。
世の中にある会社は全て社会課題を解決するために生まれてきたので、そうなればソーシャルビジネスという枠組みに全ての会社が入ることになる。
この辺りの本質も伝えていきたい。
さて、色々僕も幅広く活動しているとどうしても「教育批判」を耳にする。
今の日本の教育は、、、
確かにそうなんだけれど、1度海外に行って人生変わった的な人がよくいう「海外の教育」「北欧の教育」という単語にはすごく違和感がある。
以前北欧のシュタイナー教育の先生の講演でも日本の教育批判が行われていたので「日本の教育のいいところはなんですか?」と聞いてみた。
すると、「日本人は小学校を卒業したら3言語使えるよね。ひらがな、カタカナ、漢字」それってすごいことだ。と言われた。
当たり前の様に日本の教育を受けてきた僕には無かった視点だったがこの時わかったのはこの先生は頭ごなしに批判をしている訳ではなく「良い部分をしっかり知った上で批判的な立場に立っている」ということ。
ここがすごく重要だと思う。
要するに海外が良いというのは、実際に「観光客」「留学生」といった別の立場で見られているということ、つまり国民としてみられていない。
みんないい人だった。とかって言うけれど、日本にも良い人はいる訳で^^;
じゃあ日本の教育のいいところは全体的な底上げができると言うこと。
みんな文字は書けるし言葉も話せる。一定水準の計算もできる。
割と高水準な日本の基準は学校に行って真面目に勉強をしてるとある程度は担保される。
もちろん特性や環境によって難しい場合もあるが、そのおかげで今の豊かな日本がある。
その視点に立った上で教育は変革が必要だと僕は感じる。
つまり、今までの教育がだめなのではなくて、今がちょうど時代の転換期なのだと言える。
批判をするなら建設的な批判がしたい^^
ただ不快になって終わるだけの批判はもういやだな〜
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