今日の問題#078
今日のコラム
「将来何やりたいの?」と子どもに聞くと大抵の場合
「youtuberになりたい!」
「公務員!」
「お医者さん!」
「学校の先生!」
と返答がくる。
海外の先生とかにこの手の話しをすると「日本の文化だな〜」なんて言われることもある。
その先生曰く海外では「世界を旅するかっこいい大人になりたい!」とか抽象的な答えが返ってくるそうな。
実際教育関係の本にもこの話は書いてあった記憶があって、全ての子どもたちに適用されるわけでは無いんだけども、今の子どもたちと話しているとすごく具体的かつ現実的に物事を考えているなという印象。
自分も学生の時将来何したい?の質問に対しては「パイロット!」「料理人!」と答えていたので人の事言える立場では無いけれども^^;
ただその職業で捉えるという考え方が自分自身の足枷になっていたのも事実。
ここで注意してもらいたいのは、良い悪いというよりはただ単に僕がその考え方によってしんどかった経験があるというだけなので全ての人に当てはまるわけでは無いという事を先に言っておきます^^;
僕が何に苦労したかというと「先入観」です。
高校の時に「先生になりたい」と思って勉強をしていましたが、途中で体調を崩し受験とは別の選択を取りました。
その時に僕が考えていた先生は学校の先生でした。
学校の先生になれなかったという事実が自信を失くさせて自分は失敗ばかりだと卑下する事もありました。ですが、先生になりたかったのは「自分のように悩む子ども達の力になりたかった」からです。ですので、この目的を達成する事が主ですので仮に学校の先生にはなれなかったとしても、今のように塾の先生をやりながらカウンセラーとして活動するのも同じ意味になります。
職業として捉えてしまうと本来のかっこいいという憧れや、何のためにその職業になりたいのか?の目的が曖昧になり結果的に視野を狭める結果になってしまいます。
そこで、子どもたちに僕がよくする質問は
「何でも1個だけ成功できるとしたらなにで成功したい?」
と、聞きます。
本当にやりたい事であったとしてもお金がないからとか身長が低いからとか今いる環境などの影響を考慮した回答になってしまいます。
妄想でいいので自由に発想をしましょう。
その上で「それはなぜしたいの?」
と聞くと、真意を語ってくれます。
「かっこいいから」
「自分が助けてもらったから」
「お父さんがやってるから」
理由はそれぞれでも彼らの心にある憧れは共通しています。
その部分をしっかりと汲み取って話しをして未来に目を向けてやるのが私たちの仕事ではないでしょうか?
今の激動の時代自分で考え行動する1つのきっかけになれば良いと僕は考えています。
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